嚢状

しばらく前に受けていた造影剤検査の結果、右の後交通動脈の嚢状動脈瘤が大きさを増してきていたし、典型的な破れやすい部位と形だから今後どうするかと、夫同席の受診をしてきた。

前回の手術からもうすぐ9ヶ月が経つ。

痛みと腫れに悩まされているうちにあっという間に9ヶ月が過ぎている。

前回の手術があまりに難しい場所で術後の経過も辛かったからもう手術なんてイヤだ！と思っても、結局はまだもう一つ頭の中に未破裂爆弾があると、毎日の生活の気持ちのモチベーションが萎えるのだ。この9ヶ月、大変だった手術の成功の喜びよりも、せっかく1回目が成功してるのに、まだプチっといく可能性に怯えている毎日の方が辛かった。

なーんて事を私の口から話すより先に、夫が全て気持ちを代弁してくれて。....そんなにも術後の私は辛そうに見えてたのねー、と人ごとのように感心してしまった。

そんなこんなで、また頭を開けるけど、前回と反対側に同じ開頭跡が出来るけど、クリップかけて精神衛生上健やかになる道を選択することにした。

実際の手術日程は次回の受診日に決める事になるが、前回からちょうど1年経つか経たないかで、再度の開頭手術をすることになった。

前回よりは難易度は低いとの事だが、この一連の複数の未破裂脳動脈瘤がわかってからの日々で15kgくらい体重も落ちたせいか体力が以前ほど続かない。仕事も今1番ハードな時期で自分の体調管理がつい後回しになってるし、甘くみちゃだめだなと、自分に言い聞かせている。

.....反面、万一死んじゃうような事が起きないとも限らないのだから、片付けられるものは片付けていかなくちゃ！と断捨離を意識したりもしている。

精神的な心の持ちようって、とても大事で難しい。なんとか乗り越えられるか、私...。