定期受診
昨年、一昨年のそれぞれの夏に脳動脈瘤切除の開頭手術をして...今年の夏は入院もせずになんとか過ごせた。
今日は久しぶりの定期受診。このところは2ヶ月ごとに脳外科受診をしている。
一昨年の手術では動脈瘤の位置が左目の神経キワキワだったので眼の辺りの頭蓋骨を削った。手術自体は成功したものの、やはり視力が極端に悪くなり、メガネを作ってもコロコロと視力が変わっている。右足を引きずるような歩き方にイライラする。
昨年の手術では術後に血管攣縮があり、結果として脳梗塞。失語症で自分の思いを言葉にしにくくなった。
一連の疾患の歩みから体重が25kg程減。そのせいで時間開放症になり、頭蓋骨の中で自分の声と拍動が響く。治療は出来ないと言われている。
日々の頭痛も、痛みが10だとしたら薬で5に出来たら御の字だと。
立ちくらみやめまいがあるけれど、脳外科的にも耳鼻科的にも異常は無いといわれる。
自分が抱えている痛みや苦しみは、全て取り去る事はもう出来ないのだと、定期受診で言われるたびに気持ちが萎える...。
最近偶然見たコラムに、「脳梗塞の再発は1年で3%、10年だと50%」という数字にガックリ。
毎日の食事と運動、睡眠の調整し、毎日どっさりと飲む薬の量。それを持ってしても痛みや苦しみは半分にしかならず再発の恐れを気にしながら生きていくって、ちょっと辛い。
コロナ禍でマスクに消毒、自粛も加わわった生活って、つまらないものだ。このつまらない我慢の生活の果てに死があるのだとしたら、あまりにも切ない。
死があるのなら、生きている今、毎日をいかに快適に納得いく日にするかを考える。