命の儚さ
数日前に久方ぶりに昔一緒に踊っていた仲間から連絡が来た。
同じく一緒に踊り、習い、教え、戦って来た大切な友人の訃報だった....
まだ私より一回りも若い、これから益々盛り上がっていくはずだった人。
病気で、とだけ聞いた。あまりにショックで信じられず、怖くてその詳細が聞けていない。
昨年の手術の際、術後の後遺症ばかりが気になっていたが、手術室の扉が開いて中に入った瞬間は、流石にもうここから目覚めて家族の顔が見えなくなるかもしれない、とふと思った事を思い出した。
どんなに元気な人でもいつ、何があるかわからない。ましてや体調に不安がある事で「死」を感じる時間があるって、あらためて怖くなった。
まだ頭の中には次の爆弾がある。破裂しないような生活を送るのは当たり前だけど、いつ弾けるかわからない。
だからこそ、用心をして思いの腹八分目で生きるのか、
だからこそ、日々を悔いのないように全力で走りきるのか、
今、とても複雑な気持ちでいる。
ただ一つだけ言えるのは、「私は私」。誰に何を言われても、私を理解してくれる人にはとことん心から向き合っていく。それだけは変わらない。支えてくれる人達へ、今出来る事で思いを返していく事。