未破裂脳動脈瘤と私
大人になって気がついたら、いつのまにかかなりの頭痛持ちになっていた私。
現在フラハラウの指導者として、カメラマンの仕事もしている52歳。
一応、愛する家族にも恵まれている私。
そんな私、そろそろカラダの波立つお年頃だから仕方ないと、頭痛と不調を抱えながらやり過ごしてきた3年...
それが昨年軽い風邪の症状で内科クリニックを受診してから、不調の原因を検査していたら見つかった高血圧。
降下剤を飲んで3ヶ月。ある日を境に左手足にしびれが出て慌てて先生に相談したら、「脳梗塞?」なーんて軽く言われて大慌てで地域の総合病院の脳外科外来を受診したところ...
なんと!私の頭の中には「未破裂脳動脈瘤がある」って事がわかりました。
その名も
「内頸動脈傍床突起部眼動脈瘤」
左目の頭の奥の方の血管にコブがあるとの事。
通常は無症状なのだそうだが、そのコブが破裂すると「くも膜下出血」になり役半数は死亡、生き残れても重い後遺症が残る病気なのだと。
破裂するリスクになる起因は色々とあるらしい。 高血圧やストレス、身内で脳疾患で倒れているものがいる...など。
マズイ!
その全てに当てはまる私。
いつ破裂するかわからない時限爆弾を抱えてるってこと.....。
それから色々な検査と主治医との長ーい外来を繰り返して、最終的な検査(アンギオ検査)をしてみたら、大きさ6mm、しかも別の場所にもう一つ3mmのものも見つかってしまって、つくづく最新医療に驚きつつも我が身の振り方を考えざるを得なくなった。
でも、おかげさまで、私を取り巻く環境には沢山の生徒さんや仕事がある。
仕事に穴を開けるわけにはいかない気持ちが強くて、いっそこのまま放置で、ある日パタッと逝ってしまってもいいか?とも考えたけれど、残していくものへの責任はどうする?私!
と突き詰めて悩み、とうとう開頭クリッピング術治療を受ける事にした。
破裂前に見つかって、未だ先のある人生だし、リスクもあるのだから、予防のためにスパっと行きましょう!と、主治医にも家族にも説得されての決断をした。
とはいえやっぱり怖い、が本音。
日増しに見えづらくなる左目、あまりに疼く頭痛に辛い日々だけれど、たくさんの人に支えられて、待っていてくれる人たちのために
そして、同じ病に心折れそうになっている人に、医学的な事や病院の情報ではなく、1人の患者のリアルな体験を読んでいただいて、ほんのすこしでも行く道を決められる素材になればと思いこのブログを始めることにした。
医学が進む中で、知らずにいた病も分かる時代に、一つの経験が役立つように、なるべくリアルな言葉で綴ってみたい。
私はこよなくハワイアン文化のフラを愛してやまない、踊るカメラマン。
時々そんな和みのエッセンスも取り入れながら...
ALOHA