未破裂脳動脈瘤と私〜Dancing headache〜

複数の未破裂脳動脈瘤を持つフラダンサーの日々つれづれ...

7月が終わると

今は厳密に言うと暦は変わっているけれど、

7月31日。これで7月も終わり。

 

めずらしくレッスンのない時間を使って実家の母を訪ねた。

当然、入院の話は伝えていて、年老いた母をこの酷暑の中お見舞いに来ないでいいと伝えるため。

 

...ところが、

実家に着くや否や、「手術の日には立ち会うから!」なんて言い出す...。

そのくせ病院名や主治医の名前はとっくに話をし、メモまで残しておいたのに「知らされてないから心配してた」と怒り出す始末。

 

私は1人娘。父はもう8年も前に亡くなっていて母は一人暮らし。

いよいよボケが始まってしまったのかと思うような発言と相変わらずの機関銃テンポの主語のない会話に私の頭痛はパチパチして、両目のまぶたの痙攣が止まらなくなった。

 

流石にあと1週間を切った手術前に、これ以上のストレスは溜めたくないので、くれぐれも病院にはお見舞いに来ないよう言い聞かせて早々に退散してきた。

 

...万一にも、手術で死んだらもう会えないのだから、もう少し機関銃テンポに付き合ってやったほうが良かったか、せめて実家ではホッとしたかったのに なんて車の中で悶々として帰宅。

 

思わず冷蔵庫にストックしているハワイアンビールをビンごとあおった。

ラベルのデザインだけが私をクールダウンしてくれる。

 

 

そのあと、そろそろ入院の準備のためにキャリーバッグに荷物を詰め始めたら、「まるでバカンス気分か!」と、思わず自分にツッコミを入れて笑ってしまった。

 

私、まだ笑えるだけ元気だ!