造影剤って

今日は朝から造影剤を使った頭のCT検査だった。

前回の動脈瘤の最初の検査でも同じ事をしていたから、腕に針を刺した状態から....と、一連の流れは把握していたし、造影剤が血管内を流れる感覚もわかっていたから、あまり今日の検査自体は緊張してはいなかったのだが。

予約時間より少し早く病院到着して、直ぐ受付されて、検査前に右腕に針を刺して準備。CT検査室に入って順調にCTを撮り終えて、検査後の体調経過観察に検査室から出て来たら...

なんだか頭痛がしてきて、特に左後頭部と左前頭部の前回の傷口付近が1番痛みが多く、あっという間に吐き気がして座っていられなくなり、トイレへ。

実際吐き出す物はなかったが看護師さんに容態を話すと、「今先生呼んで来ます！」ってバタバタ。何科の医者になるのかは分からなかったが状態を説明すると、「早く身体から造影剤をオシッコにして出しましょう」って事になり、予定してなかった処置室で点滴に....。

造影剤が身体に入ると、身体がカーッと熱くなり、それも頭の先からつま先までシュッと一気に熱さが流れていく感覚と共に、例えようのない化学物質的な匂いが鼻の奥の方で感じて。眼はつぶっているのにチカチカして、心臓が磁石で吸い寄せられるような突き上がる感覚になる。とにかく身体は「異物混入だ！」って激しく拒否しているのだけは分かる。

でも前回は特に体調悪くなる事もなく済んだ検査だっただけに、一瞬どうなるのか？と焦った。

不安と吐き気と頭痛をこらえて点滴40分くらい。少しだけ頭痛が治まってきた。吐き気はあまり変わらなかったが、夜、どうしても休みにするわけにはいかないレッスンがあったため、「もうだいぶ良くなりました」と言って帰宅してきた。

帰宅後、大量に水分を補給、少し横になってから無事レッスンに出る。今までもそうだが、法定伝染病でない限り、多少どこかに痛みがあっても熱っぽくても、仕事はこなしてきた。

ましては今日は長年一緒に教室を作ってきてくれた生徒さんの引退の日、笑顔で時間を過ごした。....でも、かなり我慢はした。

が！

どうにも帰宅後もムカムカと頭痛が治まらない。造影剤検査後に体調不良が出たら病院に連絡をと言われているが、どこまでが対処かわからないし。

とりあえず運動は出来たのだから悪化する事はないとは思うが、なんだか不安な気持ちでベッドに入る。

せめてお気に入りの水分補給に、ハーブティーを用意して休もう。

平常な朝が来ますように...