手術までに...
7月に入り、自分の誕生日が来て、教え子や家族から祝ってもらえる事、それが嬉しいけれど、ふと来年も同じように皆んなに祝ってもらっている自分を何故だか想像出来ないでいる。
そんな日もあっという間に過ぎ、関わる組織ではなにやらいつも話がコロコロ変わり振り回されてばかり。やれる事はチカラを尽くしておきたいと考えるも、なんだかふと馬鹿馬鹿しく感じられたりもする。
そして、入院前、脳外科以外の定期受診が今日でひと段落。いづれの診療科の先生たちはとても親身になって考えくれて、その言葉の中に心がこもった診療を受けられる事は有り難い限りだ。
つまるところ、あとは普段どおりブレない自分で居ればいいだけ!
...とはわかっていても、なぜか今回ばかりは本当に怖い。この気持ちを理解してくれる人物は残念ながら誰もいない。家族さえ理解してくれない。この不安と恐怖は、この先どうにも消化されないまま手術台に横たわるのだろう。
無事生還したい。
せめて、目覚めて、チューブが外れて、ホチキスが取れた時、痛みは耐えるから、麻痺が残らないように....祈るだけ。
頭の中の爆弾破裂より先に、心が壊れないように必死に我慢、我慢。